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スポーツ傷害について
スポーツ傷害について考えよう!
近年、スポーツに関する関心は高まりつつあり、優れた選手の育成や良い競技結果を得るために激しい練習や過度の練習が行われていることは皆さんの周りにありませんか?また、成長期の子どもの子ども達がサポーターなどを装着してプレーしている光景を目の当たりにしていても、「激しい練習をしていれば多少の怪我は当たり前」という一昔前の感覚をお持ちではないでしょうか?バスケットボール十勝では、子ども達が素晴らしいプレイヤーになるためには、基礎技術の習得・スキル向上はもちろん外傷・障害を未然に防ぎ、より良いコンディッションでバスケットボールをプレーすることが必要と考えています。ぜひ、みなさんも「怪我はして当たり前」という感覚から「怪我・障害を未然に防ぐ」という意識改革をしていただき、子ども達をサポートしていただければと思います。
■バスケットボールにおける年齢別の外傷発生件数と頻度について
公益財団法人日本スポーツ安全協会と公益財団法人日本スポーツ協会が取りまとめたガイドブックによると、バスケットボールでの発生件数では、男女共に、小学校高学年(10〜12歳)での発生が最も多く、男子で年間で4,168件、女子で6,421件発生していると報告があります。また、発生頻度は他競技に比べ約2倍の頻度で怪我や障害を負っているそうです。特に、小学校高学年において最も高い頻度が見られるそうです。
■バスケットボールにおける傷害の部位と種類
手・指の骨折や突き指などの外傷が最も多く 、全体の30%以上を占めていました 。次いで 、足関節における捻挫や靱帯損傷の割合が全体の約20%、膝関節の捻挫や靱帯損傷が約7%見られました。なお、脳振盪を含む頭頚部の外傷は、他競技よりも低い割合ながら約7%発生していました 。
身体部位の障害につていは、スポーツ医療のノウハウが反映された機能サポーターで有名なMacDavidの公式サイトにわかりやすく解説されていますので参考にしてみてください。
■年齢別の部位と外傷の種類について〜膝関節の靭帯損傷・断裂は10〜20代の年代で全体の約70%〜
いずれの年代でも手・指と足関節における傷害の割合が高く、未就学児では頭頸部の割合が高く、高校生の年代から膝関節の傷害が増加するという特徴があると報告されています。また、10代における発生件数の全体の70%を足関節の捻挫が占めることも特徴です。特に、小学校高学年における発生件数・頻度が高いことから同年代において足関節年材の初回受傷が多いと推測されるそうです。
そして、バスケットボールにおける重症事例の典型例として、膝関節の靭帯損傷・断裂は10〜20代の年代で全体の約70%を占め、発生件数は小学校高学年が最も多いと報告されていいます。